それでも、人生は素晴らしい

ジャニーズが大好きなパニック障害の主婦です。嵐→空白7年→Sexy Zone→ジャニーズWEST 不妊治療中です。

人生においてただ一つだけ間に合わなかったこと

「何か始めるのに遅すぎることはない。」
こんな言葉が私は好きだったし、今でもそう思っている。
嵐だって、「今から始めてみればいいじゃない」と歌っている。
何歳からだって、新しいことは始められるのだ。
しかし、私は人生で1つだけ、始めるのが遅すぎて間に合わなかったことがある。
今日はそのことについて書いていきたい。

 

スタートラインにさえ立てない私

夫と交際中から、子供を持つか持たないかについて、意見は一致していた。
2人とも子供のいる家庭を想定していたし、パニック障害だから産むのも育てるのも大変だろうけど、「案ずるより産むが易し」と言う諺もあるくらいだから、なんとかなるだろうと考えていた。
しかし、まさかスタートラインにさえ立てないとは、あの頃は思いもしなかったのである。

私の考えていた妊娠

幸せな結婚生活を送っていたある日のこと。
私は、夕飯の支度をしていたが、調理中、突然の吐き気に襲われ、洗面所へと駆け込み嘔吐。
ハー、ハーと肩で息をしながら、「そういえば、月のものがだいぶ遅れているような・・・?」と思い当たり、念の為近所の産婦人科へ。
そこで、笑顔のおじいちゃん先生に、「おめでたですよ」と告げられ、なんだか信じられないけれどポカポカした暖かい気持ちで帰宅。
帰ってきた夫に、いつ切り出そうか・・・とソワソワしていたら、なんだか様子のおかしい私に気付いた夫が、不思議そうに「どうかした?」と尋ねてくるので、ついに私は「2人の赤ちゃんが出来たんだ・・・」と、はにかみながら告げる。
一瞬驚いて目を丸くした夫だったが、「本当に!?やったー!」と、大喜びで私を抱きしめた。(BGM︰嵐「Happiness」)

上記が、無知な私の考えていた妊娠であるが、現実は全く違った。
あんなものは、ドラマや漫画の中にしかないことが、結婚してやっとわかった。
私は今、不妊治療をしている。

不妊治療を始めるのが遅れた理由

年齢を考えると、結婚してすぐに不妊治療に取り組むべきだったのだが、パニック障害のため抗不安薬を飲んでおり、万一妊娠した時、お腹の子に影響が出るかもしれないことを考えると、どうしても断薬してから始めたかった。
そのため、徐々に薬の量を減らしていき、最終的に断薬することを目指した。
メイラックスを1日1mgから、半分の量の0.5mgにするのは、離脱症状も全くなく、すんなり減薬。
この調子で断薬するぞ!と張り切りすぎた私は、調子が悪くても「ここまで頑張ってきたのだから・・・」と、今思うと無茶な減薬を強行した。
その結果、なんとパニック障害が悪化。
抑うつ状態にもなり、寝たきりで家事も出来なくなり、療養のため実家に帰らせてもらった。
しかし1ヶ月ほど実家にいても症状は全く良くならず、仕方なく埼玉へと帰ったが、せっかく減らした薬は医師の判断で増量。
断薬を目指したのに、薬の量が増えるという最悪の結果になった。
悪化したのは2016年の初夏のことであり、抑うつ状態と悪化したパニック障害が改善したのが、その年の冬のことである。
増えたメイラックスをなんとか0.5mgまで減らし、頓服のワイパックスにもあまり頼らない生活を送れるようになってきた時、この程度の薬の量なら妊娠出産に支障はないと心療内科の先生に言われ、2016年12月、38歳の時に不妊治療専門クリニックの門を叩いた。
しかし、私には遅すぎた。

不妊治療4年目、今現在のこと

それから治療を続けること約4年。
体外受精にももう何度も挑戦したが、一度もかすりもしないまま現在に至る。
体外受精ともなると、1回で数十万の世界である。
もう金銭的にも年齢的にも諦めなければならない時が迫っているので、たぶんあと1回、もしくはあと2回で治療を辞めるつもりでいる。
今まで歩んできた人生に後悔はないし、結局減薬する必要はなかったのだからもしもっと早く治療をしていたら、とか、夫ともっと若い時に結婚していれば、とか、無理なタラレバを考えても仕方がない。
しかし、人生には間に合わないこともあるのだと、妊娠について甘い考えだった昔の私に教えてあげたい。
芸能人が、30代後半~40代でも何人も妊娠出産しているが、あれは稀なケースであること、そして不妊治療にかけられる十分な金銭的余裕があるあるからこそ可能なこと。
偉そうな言い方に聞こえるかもしれず申し訳ないが、もし、漠然とでも、「結婚して子供のいる人生」という将来のビジョンを思い描いている方がいるとしたら、まだ間に合ううちに、出来るだけ早く行動に移して欲しいと思う。
人によって差はあるだろうが、妊娠、出産だけは、いくら頑張っても、いくらお金をかけても、始めるのが遅すぎると間に合わないのだ。